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【ビジネスの種】知的財産を使った稼ぐビジネスアイデア

三上博史、阿部寛が主演をした「下町ロケット」見たことありますか。ニュースや雑誌読んで知ってはいたけど、「知的財産」について勉強になったドラマです。これまで「自分には関係ないなー」と思っていた知的財産権ですが、稼ぐビジネス戦略的としてとらえた場合、「今の自分でも使えないことはない」といった現時点で考えをまとめた備忘記録です。

知的財産権ってなに?

「知的財産権」という言葉を聞いたことがありますよね。

  • 特許権
  • 商標権
  • 実用新案権
  • 意匠登録県

以上4つの権利を知的財産権といい特許庁が管理しています。

私は聞いたことが無かったのですが、「種苗法」も知的財産に含まれているそうです。

「種苗法」とは、野菜・果物・きのこなど農産物の種や苗の権利のことです。日本では多くの品種改良がおこなわれ、美味しい農産物を食べることができていますよね。最初に話した4つの権利とは違い農水省に出願し管理されている権利になります。

たとえば、「あまおう」などのイチゴです。
糖度が高く甘みを感じならがらもチョットだけ酸味がある「あまおう」ですが、この苗が無断で中国に持ち出され生産されています。

知的財産、特許庁、農水省などのキーワードがでてくると「自分には関係ないやー」と思っちゃいます。

少しだけ情報のアンテナの感度を上げると、身近なところで関係しているのが「知的財産権」なのです。

日本は技術開発はスゴク進んでいるのに、まだ申請が不十分な部分が多いらです。

特許申請は身近にある

2019年世界の特許出願数は3,224,200件と、World Intellectual Property Indicators 2020(WIPO)増加していました。現在は世界中がコロナの影響を受け減少しています。

中国の特許ビジネスはエグイです。
もう少し、いい表現をすると先を見通す目があるって言った方がいいのかな。

日本の歌姫として有名だった安室奈美恵さんを知っていますよね。

安室奈美恵さんと知的財産の関係性と聞かれて「どういうこと?」「全く関係ないよね??」と思ちゃいませんか。


エンタメの世界でもマーケットを拡大するために重要な要素になっているのが知的財産権です。

安室奈美恵さんは中国で人気があったにも関わらず、進出しなかった。というより、できなかったそうです。

その理由は「特許権」です。

安室奈美恵さんとは全然、全く関係の無い人が、中国で特許を取得していたのです。

世界的な特許とは違って、中国独自の特許権が存在します。

中国で安室奈美恵さんが自分の名前を使ってビジネスをする場合、特許権を持っている人にお金を支払う必要があるのです。

ビジネスで得られると考える売上の見積もりとコストのバランスが悪く、中国への進出を諦めたそうです。

よく知っているところでは「シャンパン」があります。

「CHAMPAGNE(シャンパン)」というキーワードは特許申請されていてザックリいちゃえば「シャンパーニュ地方のワイン」にしか利用できないのです。

最近だと「知的財産高等裁判所第1部(高部眞規子裁判長)平成31年2月6日、「CHAMPAGNE(シャンパン)」の文字を含む商標の商標法第4条第1項第7号該当性が争われたことがありました。

判決は次の理由から、「商標法第4条第1項第7号に該当する」との判断されました。

  • フランスのシャンパーニュ地方でぶどう酒製造業者の利益を代表する被告の感情を害する
  • 法令で「CHAMPAGNE(シャンパン)」の名声、信用、評判を保護してきたフランス国民の国民感情を害する
  • 日本とフランスとの友好関係に悪い影響を及ぼす可能性がある
  • 国際信義に反し、両国の公益を損なうおそれが高い

知的財産権は「専門的で一般庶民の私には関係ないかな」という認識でいました。
実際自分が知的財産権を利用してビジネスをするのかという話は置いといて、身近に関係している権利なんだなーということがわかります。

特許申請ってどうやるの?

特許申請の方法は、ザックリと説明すると次のような流れになっています。

  1. 「先行技術調査」といって、出願しようとしている特許が誰かがすでに特許申請をしていないか、登録状況を調べる
  2. 「識別番号」を取得する。「識別番号」とは、手続をする者に対し特許庁長官が付与する9桁のアラビア数字からなるコード。特許申請をするたびに付与されるものではなく、手続きを行う人個々人に付与される
  3. 特許出願の必要書類を作成する
  4. 作成した特許出願書類を特許庁に提出する
  5. 特許出願の費用を納付する

特許をビジネスで活用する方法として考えられるのが、3つです。

  • 知的財産権の権利を利用したビジネス
  • 知的財産権の権利を主張したビジネス
  • 知的財産権が「出願中」であることを利用したビジネス

「知的財産権の権利を利用」したビジネスは、先ほどお話した安室奈美恵さんのケースです。

「儲かるかもしれない」と事前に予測して特許を出願してしまいます。

実際にその権利を必要としている人に、「使用するたびに使用料を支払ってもらう」または、「高額で権利を売却する」ビジネスモデルです。

「知的財産権の権利を主張」したビジネスは、先ほど話した「シャンパーン」のケースです。

イメージを壊されないように他の人には使用させないように出願します。

出願した人、会社、エリアなど限られた人だけが利用することでブランドイメージを高めるビジネスモデルです。

「知的財産権が「出願中」にであることを利用」したビジネスは、マーケティングの視点で利用されているケースです。

たとえばお菓子などんのパッケージに記載されている「モンドセレクション」です。

「モンドセレクション金賞」なーんてパッケージに書かれていたら、「スゴソウだな」「高級そう」など、どのような賞なのかはわからなくても想像しちゃいませんか。

「知的財産権」を実際に取得できれば、「知的財産権を主張」「知的財産権を利用」することでビジネスになります。

出願すれば100%認められる権利ではありません。
でも、出願するにはお金、労力、時間がかかります。

「この3つのコストを無駄にしないで活用しよう」という考え方です。

権利はなくても「出願期間中」であることは、ウソではありません。

「●●の権利を出願中」というキーワードを利用するのです。
「営業をするときのセールストーク」や「サイトに記載する文章・セールスレター」など出願期間中も有効に活用するというビジネスモデルです。

ただ、商品のメリットだけを説明するより、「特許出願中」のキーワードがあるだけで権威性がでてきますよね。

特許と言っても今の自分に何ができる?

50代前後といえば、いろんな経験をしてお金を稼いできています。これまでの仕事内容や、勉強してきたことをビジネスにすることだけを考えてしまいます。

この2つのことをやるだけでも大変です。

大変な思いをしてやってきた仕事、勉強、経験を「知的財産権」の要素をプラスするとビジネス内容が広がっていくと思いませんか。

コピーラーターの勉強をしたことがある方は「どのように人の感情を動かすか」を考えながら文章を書くことが大切だということを学びます。

似たような商品が陳列された中で、何か心を動かされるキーワードが目に入ると、それを手に取って即購入まではいかなくても、内容をチラッと確認して購入することだってあります。

このコレです。

50代になると、20代30代と比べれば仕事の経験数が豊富になってきます。

何か特別な技術じゃなくても、ビジネスの仕組みなどを申請するというやり方があります。
実際に特許権の申請が通らなかったとしても、戦略的に「特許出願中」のキーワードをうまく活用するのです。

A商品には「特許出願中」の文言が記載され、B商品には「ただ商品名だけ」の場合、同じ商品を販売していても、Aを購入したくなりませんか。

権威性があると「なんかスゴソウ!」と勝手に思ってくれるのです。

自分自身に置きかてみても、「この人すごいな!」と思うことありますよね。

少し前にネットで見かけたのですが、「ビジネスの仕組みで特許申請をした」といって、情報商材を販売していた人がいました。

どんな仕組みかというと、Amazonで見たことがある「よく一緒に購入されている商品」という文言です。

Amazonで商品を購入しようと検索していると商品を購入しようと、商品画面を見ている時に、こんな表示されてますよね。

これは、専門用語で言うと、「クロスセル」抱き合わせで購入してもらう営業方法です。

「ついでに他の商品を一緒に購入するクロスセル」や「購入しようとしている商品より、知少し価格の高い商品を販売するアップセル」というビジネスモデルを特許申請したそうです。

この方法は10年以上前からネットで商品販売をし稼いでいる人なら、当たり前にやっていることです。

ネット販売じゃなくても、一般企業でリアル営業をしている人なら当たり前のようにやっているトーク術ですよね。

申請状況を詳しく確認はしていないのですが、「特許申請」は通らなかったようです。

でも、「特許申請中のビジネスモデルの教材」と言われたら、これから自分でビジネスをはじめようという人には魅力的なキーワードになります。

偉業を成し遂げた人の話を直接伺ったり、書籍を読んで思うことがあります。

「結果を出すための要素は1つではなく、いくつかの幸運(要素)が組み合わさり、その結果として世の中の人が言う成功を手にしているのではないか」ということです。

1つの要素だけで、目標としている結果をだすことは難しいからです。

大体3つぐらいの幸運が重なった時に、大きな結果が得られると得られると考えています。

では、どうすればいいのか・・・

1つのビジネスを進めるために、成功のエッセンスとして「知的財産権」は使えるのではないのかなと最近思っているのですがどう思いますか。

「1つのビジネスを形にし結果を出す」だけでビジネスを終わらせず、知的財産として申請し、新たな収入源を作るのです。

申請が認められなくても、申請期間中を有効に活用し、商品の価値を高く見せる広告宣伝として活用が可能になります。

ネットで商品を購入しようとした際に、記事や動画などでこのようなセールス方法をとっていたら、「自分がやるとすればどうできるだろう」と少し考えみませんか。

ただ聞いてインプットするだけでなく、自分の頭で考えることでアイデアだったものが、次にどんな行動をすればいいのかアウトプットまで計画がたてれます。

そう言っている私ですが、「このビジネス手法を特許申請しよう」と残念ながらひらめきません。

でも、何か他の人がやっていることがあった場合「自分だったら何ができるだろう」という思考さえあれば、「自分のビジネスが構築できる」と自分に期待しちゃってます。

今回は、社会人経験が長い50代だからできる「特許ビジネス」についてまとめてみました。