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高配当株の基本のいろは!

お金のなる木を育てることに焦りだす50代です。焦って、急いでいるからこそ、しっかり知識を身に着ける必要があります。

なぜ、高額配当にこだわるかというと、資産を増やすことも大切ですが、日々の生活費も賄いたいのが50代です。だからといって、短期運用でドカーンと稼ぐにはリスクが高いので、できるだけ安全に、安定した収入が欲しいですよね。

高配当株について一緒に勉強していきましょう。

高配当株投資とは

高配当株とは、明確な定期はないですが一般的に配当を得るための配当利回りの高い株式に投資する方法をいいます。

会社は、営業活動で得られた一部の利益を「配当金」という形で出資してくれている株主に分配してくれます。

ということは、株主は株式を持っているだけで、お金が得られるのです。

たとえば、1000万円の利益を出した会社の株式をもっていたとします。

・内部留保(会社で備えておくお金)→ 50%
・配当金(株主は還元されるお金)→ 50%

この会社の株式を10%持っていた場合、受け取ることができる配当金は次の図のようになります。

会社の利益から配当金に割り振られた500万円のうち10%である、50万円を配当金として受けとれます。

この会社の発行済株式数が10万株だった場合、1株当たりの配当金は500万円÷10万株=50円になります。

ここで、チョコット考えたいのが、株価と配当金の関係です。

会社の配当利回りが5%のだった場合、株価が次のような変動をする3つのケースをがんが得ましょう。

株価と配当金の関係

毎年株価が下がる
 → 配当金と株価の下落で利益がでにくい

株価が変わらない
 → 配当金の5%が利益となる

毎年株価が上がっていく
 → 配当金5%と株価上昇分の含み益を含めると5%以上の利益となる

3つのパターンをみると、配当金は株価より安定していているため安定的なキャッシュフローを得たい人に高配当株投資は検討の余地がある投資方法といえるのではないでしょうか。

高配当投資のメリット・デメリット

高配当株投資のメリット

高額配当投資のメリットは次の3つです。

高額配当投資のメリット
  • ①ほったらかしで何もせず配当が受け取れる
  • ②現金収入が入るため、安心感があり長期投資を続けやすい
  • ③自分の老後資金として利用可能

それそれのメリットについて簡単にお話していきます。

①ほったらかしで何もせず配当が受け取れる

株式投資の配当金は、なーんにもしないで株式を朋友していれば配当金を受け取ることができちゃいます。

配当金を受け取るために、申請手続きなどをする必要がないのです。

②現金収入が入るため、安心感があり長期投資を続けやすい

配当金は現金で受け取ります。自分のお金が増えるためお金が増えている実感が得やすいです。優良な株式を購入することで、株価が下落していても配当金の現金収入を受け取れるため、安心して長期投資を続けやすくなります。

③自分の老後資金として利用可能

定期的にまとまった配当金が受け取れるようになると、老後資金として利用することができます。

たとえば、配当金で固定費の一部を補えたり、通常の食費に加え配当金で少し贅沢することだってできちゃうのです。

配当金で生活費をすべてカバーできなくても、定期的に現金が入ってくることで心の余裕ができるのです。

高配当投資株のデメリット

個配当株投資もメリットだけではありません。デメリットについて考えていきましょう。

高配当株投資のデメリット
  • ①事業経営の成長が低い
  • ②配当金を受け取るたびに課税される
  • ③事業経営が悪化すると配当金が減少・無配になる可能性がある

デメリットについてもしっかり受け止めていきましょう。

①事業経営の成長が低い

会社分析をすると分かりますが、高額配当の会社はベンチャーではなく成熟しているしているため、事業経営の成長が低いです。

つまり、株価の成長が期待できません。

株式投資で利益を受け取るためには2つの方法が考えられます。

株式投資で利益を受け取る方法

1.売却益(キャピタルゲイン)
2.配当金(インカムゲイン)

会社は利益の増加が見込めるチャンスがあれば、ガンガン事業投資や事業拡大に資金を投入していきます。

視点を変えると、株主に配当金を多く渡すことは、社外にお金を流出させることです。つまり、事業投資のチャンスがないので会社にお金を蓄えておかず、株主に配当しているということができます。

②配当金を受け取るたびに課税される

配当金は、丸っと全額手に入りません。受け取った配当金には、税金をはらわなっくてはいけません。

税金は配当された金額に対して、税率が変わることはないですが一定です。

配当金の税率

◉日本の場合:税率は約20%
◉外国株の場合:税率は約28%(現地税+国内税)

税金一定でわかりやすいのですが、配当金を受け取る度に払わなくてはいけないのです。

1)日本株の課税

日本株で10万円の配当金を受け取った場合には、約2万円税金を支払うことになります。
配当金10万円 × 税率20% = 約2万円

2)外国株の課税

外国株の課税の計算方法は、3ステップになります。

◉ステップ1:現地の税金
外国株で10万円の配当金を受け取った場合には、次のようになります。
現地の税金:配当金10万円 × 税率10% = 1万円
現地の税金を差し引いた配当金:10万円 ‐ 1万円 = 9万円

現地の税金は国によってことなるため、今回はわかりやすいように10%にしています。

◉ステップ2:日本の税金
現地の税金を差し引かれた後の配当金に、日本の税金が差し引かれます。
日本での税金:差引後配当金9万円 × 税率約20% = 約1万8000円

◉ステップ3:税金額を合算する
税金の金額:外国の税金1万円 + 日本の税金1万8000円 = 2万8000円
税を差し引いた配当金:10万円 – 2万8000円 = 7万2000円

受け取れる配当金は、税金の支払い分を考えると外国株式の方が高くなってしまいます

日本株で支払いった税金は、確定申告をすることで最大15%の税金を取り戻すことができるかもしれません。

③事業経営が悪化すると配当金が減少・無配になる可能性がある

株式を買った途端に株価が下がったらショックですよね。株式の価格変化は判断基準のひとつですが、高額配当金を目的としているならば、見るべき数値は「配当利回り」です。

株式価格が低くても、配当利回りが高い会社があります。

とはいっても、株式価格が低いのは、人気がない会社といった見方ができます。

人気がない会社はトラブルを抱えていることがあり、突然、経営状況が悪くなり、配当金減ってしまったり、最悪なケースは配当金が出ないなんてことだって考えられます。

配当金利回りの5%、6%と言った数値だけで判断し投資をするのは危険です。

初心者にオススメ!日本と米国の高配当株

高額配当株で、比較的安全な投資先とされているのは、米国株か日本株です。

安全といっても100%安全な訳ではなく、リスクがあります

高額配当株のリスク
  • 株価が一気に上がりにくい
  • 減配や無配になる

米国株と日本株どちらを選択すればよいかを考えるポイントとして連続増配株があります。

連続増配株とは、長い間配当金の金額が増え続けている会社のことをいいます。連続して配当金が増額する会社は投資家にとって魅力的です。

日本株で50年以上増配をしている会社は残念ながらありません。25年以上長い間、配当金を増額している会社は「花王」1社のみです。

それに比べ、米国株で50年以上長い間にわたり連続増配をしている会社は、なっ、何と約60社を超えています。

会社の株主に対する意識に、大きな違いがあるということですよね。

長い期間にわたり、続けて増額配当をしている会社は、確実に事業成長を続けているといえます。そのため、あるひ突然配当金を減配する確率は低いといえるでしょう。

米国株は長期的に高配当のため、とても魅力的です。

しかし、日本人が米国株への投資をすると為替リスクがあるので、判断材料にプラスする必要があります。

米国の高配当株投資

米国の株式で高配当株を考えるなら、個別株をいろいろ分析するよりもっと簡単な方法があります。

それは、投資系のサイトを運営する多くの人が言っているETFを購入することです。

株式・債券のETFは、高額配当に向いています。

たとえば、次のような株式・債券があります。

高配当が狙える米国ETF

◉株式
・VYM:米国株式市場の高配当利回り銘柄で構成されるFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスをベンチマークした海外ETF(上場投資信託)です。
・HDV:モーニングスター配当フォーカス指数に連動し、高い利回りとボラティリティの低さを兼ね備えたETFでです。
・SPYD:米国株式市場S&P500指数構成銘柄のうち、高配当利回り上位80銘柄に投資する上場投資信託ETFです。
・VIG:米国株式市場で10年以上増配を続けている大型優良株に投資する商品で、業績を悪化させず、また悪化したとしても配当金を下げず財務状況の良い企業を集めたETFです。

◉債券
・AGG:米国株式市場で優良企業の社債や国債に投資する安定的な銘柄
・LOD:

今の私の段階では、株式をやるのが精いっぱいなので、債券は全然勉強していない状態です。

日本の高配当株投資

日本の株式に投資することは、米国株に比べ税金面でメリットがあります。高配当株であれば、為替レートや課税される税率など米国株式の配当金と比べ手にする金額が違ってきます。

日本の株式で高配当を狙うには、地味にコツコツ自分で投資先の選定からスタートすることになります。

その時のポイントとして、時価総額が大きな大企業の株式じゃなく、調子のいい財務状況の小中規模の株式をバランスよく購入することが大切になってきます。

ネットで情報を集めることも大切ですが、一番のポイントは自分で会社の状態を分析できるじゃないのかな。

分析って始めた時は特に面倒で大変だけど、慣れればチャチャッと短時間でできちゃうらしいので一緒に頑張りましょう。

分析方法については、こちらの記事でまとめています。参考にしてくだだると嬉しいです。

高配当株の売却タイミング

高額配当投資の目的は、配当金を長く受け取り続けることです。株式の売買を頻繁にする投資方法ではなく、長く保有し続けることがポイントというか、理想となります。

とはいっても、会社の状況が変われば、売却を考える必要ですよね。

売却を検討する
  • 配当金が減配、無配当になった
  • 会社に大きな不祥事が発生した
  • 魅力的な高配当株を発見した

まとめ

この記事では、高配当株投資について記載しました。

高配当株投資は、配当金の受取を目的とし配当利回りの高い株式に投資をする方法です。

投資をする目的はいろいろあると思います。

私が長期投資をしている目的は、
「老後資金として65歳までに5000万円準備すること」です。

私のように老後資金を蓄えるため長期投資を目的としているなら、NISA(ニーサ)、iDeCo(イデコ)を活用した方が税制面のメリットが大きくなります。

自分が何のためにお金を貯めるのか、投資するのかが明確にすることで、成功に近づけると信じて一緒に行動しています。