e-bikeでしまなみ海道を渡る4泊5日の旅、第9回。しまなみ2日目は、大三島から尾道までの後半戦です。絶景も、おいしいイカも、極彩色のお寺もあった1日ですが・・・この日をひとことで言うなら「事件と、人の親切の日」でした。
2日目の朝、チェーンが外れた

穏やかな朝でした。ホステルを出発して、多々羅大橋へ向かう登り坂にさしかかった、そのとき・・・ガチャン。自転車のチェーンが、外れてしまいました。
あわてて、レンタル時にもらった緊急連絡先リストのお店に片っ端から電話。ところが、どこも対応してもらえません。橋を目の前に、立ち往生です・・・。
救ってくれたのは、同じしまなみ海道を走るサイクリストの方たちでした。通りがかったサイクリストが次々に足を止めて声をかけてくださって、そのなかのお一人が、手際よくチェーンを直してくださったのです。あの方たちがいなければ、私たちのしまなみ縦走は、あそこで終わっていました。本当に、ありがとうございました。
気を取り直して、多々羅大橋で県境越え

直してもらったチェーンで、いざ多々羅大橋へ。橋の上には「愛媛県/広島県」の県境ラインが路面に描かれていて、自転車で県境をまたぐという、なかなかできない体験ができます。海の上の県境越え、爽快でした。

渡った先は、レモンの島・生口島(いくちじま)。道ばたのベンチにも、大きなレモンがちょこん。振り返れば、さっき渡ってきた多々羅大橋が、海の向こうに白く光っています。
瀬戸田さんぽ・・・極彩色の耕三寺と、真っ白な未来心の丘

生口島の瀬戸田では、自転車を停めて観光タイム。耕三寺(こうさんじ)は、日光東照宮を思わせる極彩色の伽藍が、これでもかと並ぶ、圧倒されるお寺です。青空に、朱と金が映えること、映えること。

境内の丘の上にあるのが「未来心の丘」。真っ白な大理石が青空に突き刺さるように積み上がった、地中海みたいな異空間です。さっきまで極彩色の伽藍にいたのに、数分歩いたら真っ白な丘・・・瀬戸田、振り幅がすごいじゃないですか。
お昼は「食堂あおり」・・・店主が釣るアオリイカ


お昼は、しおまち商店街にある「食堂あおり」へ。店主さんが自ら釣り上げるアオリイカが看板の食堂です(予約しての訪問がおすすめ)。古い建物の入り口に黒板メニュー、店先にはうちのe-bike。この構図だけで、もう旅ですねぇ。


いただいたのは、アオリイカの天ぷらと、お刺身。透き通るような刺身は、ねっとり甘くて、素直においしい。午前中の事件の疲れが、イカの甘みで、すーっとほどけていきました。
生口橋を渡って、ゴールの尾道へ

午後は生口橋を渡って、因島、向島と、海沿いの道をひたすら東へ。正直に言うと、この頃には筋肉痛よりも・・・オシリが痛い。サポーターを着けていても、痛いものは痛いのです。これからしまなみを走る方、オシリ対策はどうか万全に。

そして夕方、ついに尾道に到着。線路と踏切が見えたとき、「渡りきったんだ」と、じんわり来ました。チェーン外れから始まった1日が、こうして無事にゴールできたのは、同じ道を走るサイクリストの皆さんのおかげです。
自転車は尾道で乗り捨てて、返却代行サービス「Wakka」がジャイアントストア今治まで運んでくれます。今回の自転車まわりの費用は、e-bikeレンタル(1泊2日)21,120円+返却代行13,000円+手数料1,000円。楽ちんさを考えれば、乗り捨て代行は、払う価値ありでした。
今日のまとめ|しまなみは、人も景色もあたたかい
- トラブルの備えは大切、でも最後は人・・・チェーン外れを救ってくれたのは、同じ道を走るサイクリストの方たちでした
- オシリ対策は万全に・・・サポーターをしても痛くなります。こまめな休憩を
- 乗り捨て返却代行(Wakka)が便利・・・尾道ゴールでそのまま身軽に。レンタル21,120円+返却14,000円でした
本記事の内容は訪問時(2025年10月)の記録です。営業時間・料金・メニュー等は最新情報をご確認ください。
しまなみ旅の連載
- ①高松観光編——1時間の高松さんぽと特急いしづち
- ②うどん編——めりけんや高松駅前店
- ③休暇村瀬戸内東予編——海を見下ろす畳の宿
- ④今治観光と宿編——月夜の今治城さんぽ
- ⑤今治グルメ編——せんざんきとカエルの一本焼き
- ⑥しまなみ海道・前編——e-bikeで来島海峡大橋へ
- ⑦大三島の宿編——I-LINK HOSTEL
- ⑧しまなみフレンチ編——Filer
- ⑨しまなみ海道・後編——チェーン外れ事件(この記事)
- ⑩尾道の宿編——温泉つきの尾道みなと館
- ⑪尾道観光編——坂と路地と古寺めぐり
- ⑫尾道の居酒屋編——たまがんぞう
- ⑬朝ラーメン編——らーめん亀
- ⑭喫茶店編——尾道浪漫珈琲
- ⑮プリンのお店編——おやつとやまねこ

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